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物乞い
今まで旅先でたくさんの物乞いに声をかけられてきました。
そのたびに「働ける体なんだから、物乞いせずに働けばいいのに」と少し腹立たしく思いながら、
お金など一銭もあげることなく足早に通りすぎていました。

でも、ここインドは表向き廃止されたといわれるカーストがやはり根深く残っているようで、
「物乞い」を生業にせざるを得ない人がいます。
そのことを思うと、今までの私の「働けるんだから…」という考えが通用せず少し戸惑っていました。

よくよく考えるとそれってただ「あげたくない」気持ちを正当化しただけじゃないのか?
でも、自分達の限りあるお金を取り崩してまでもあげなきゃいけないものなのか?
私がほんのわずかなお金を与えて一体何が変わるのか?
そもそもバクシーシ(喜捨)ってこんな心の葛藤を抱いたままする行為でもないような…等々。
またしても心中色々な思いが渦巻く私。
インドって本当に思うことの多い国です。

で、結局私が思いついた私のできること…。
ポカラで自炊をしていた時のお米が3~4kg程余っていたので、(ここバラナシでは自炊しそうにないし、お米をダメにしてしまうくらいなら食べてもらった方がよっぽど「為になる」。それにお米重い!!)
それを小分けに袋詰めして「あげる」という気持ちではなく「施し」という気持ちで配っています。
すごく自己満足で偽善的な行為ではあるけれど、これでやっと心に一区切りつきました。

by ひろこ 
※本日夕刻よりラジャスターン地方「ジョドプール」へ向かいます。
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2008/04/30(Wed) | 4.インド | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
ガンガー
ガンガー沿いでぼーっとしていたら、結婚の儀式に出くわしました。
着飾った新郎・新婦が楽隊や親族に付き添われてガンガーのほとりへ。
聖職者とおぼしき老人が祈りを捧げながら、新郎・新婦の額と頭にガンガーの水をつけていました。

ガンガーに出るまでの道で物乞いや死を待つ人に出会って、目の前では結婚の儀式があって、
その横では洗濯する人がいたり、泳いでいる人がいたり、
目をガート沿いに戻すと排泄をしている人がいたり、救貧活動でご飯を配っている人がいたり、
ちょっと離れたところでは魚を釣っている人がいたり、ボートマンが激しく客引きをしていたり、自称ガイドが外人を狙って歩いていたり、その少し先では死者を焼いていたり…

汚ないものも美しいものも聖なるものも俗なるものもすべてある風景。
なんて猥雑で混沌としてるんだろう。
その横をすべて受け止めるガンガーが流れています。

ganga_R.jpg

by ひろこ 
2008/04/29(Tue) | 4.インド | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
疑心暗鬼?
バラナシにはサルがたくさんいます。
昨日、部屋のバルコニーにサルがやってきて、天日干ししていた竜ちゃんのスニーカーを階下へ落としていきました。すごく取り難い場所に落ちてしまったので、「靴落下」の旨宿の主人に伝えたところ従業員が取りに行ってくれました。骨の折れることを頼んだのでお礼に10ルピーを渡して、ありがとう!助かりました。
…と話はそこで終わったはずなのですが…。

今日外出から帰ってバルコニーに何気なく出てみると、あるはずのないバナナの皮が2枚落ちているではありませんか。一昨日も昨日もここに来てからバナナは買ってないし、食べてないし、何だろうと思っていたら、またしてもサル登場!!!バナナの皮食べてるよ!

monkey_R.jpg

……もしかしてこのバナナの皮って従業員が置いた?昨日のようなハプニングが起これば、お金が貰えると思って??う~ん。ありうる。あまりにも不自然なバナナの皮。
(ここは宿の造りが廊下側から手すりを跨げばバルコニーに入れる構造です。)

そう考えたら、昨夜この宿の主人と立ち話をしている時「チャイを飲ませてあげるから、日本語教えてくれ」と頼まれたことを思い出しました。
飲み物に薬物を入れて昏睡状態にして金品を(たまに命まで)奪うという話も聞いたことがあるので、その日は断りましたがなんだか~、なんだか~~、今日こんなことがあると疑わしく思えてきた。
しかも従業員が部屋に来て「そうじをしておくから部屋の鍵を貸してくれ。」なんて言ってくるし!
(私達は宿の鍵はできるだけ使わず、日本から持参した自分達の鍵でロックをする習慣があるので、
もしかしたら今日入ろうとして鍵が違うことに気が付いた?)
でも、一見物腰も柔らかくて良い人そうに見えるから、私のものすごい思い違いかも。
でもでも、バラナシって「騙し」では悪名高い街だったよな…。

心中色々な思いが渦巻く私。
旅先で人との接触を絶って、心を閉ざしてしまうのはイヤだけど、
用心するには越したことはない!という思いを新たにした1日でした。

それにしてもお金のお礼って難しいですね。
このサル事件で旅開始以来初めて、商いをする人以外に行為に対してお金でお礼をしたのですが、
それってどうなんだろうとずっと考えてます。

ちなみに竜ちゃんは最初から払わなくてもいいんじゃないという意見だったのですが…

う~ん。

by ひろこ 
2008/04/28(Mon) | 4.インド | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
バラナシ
母なるガンガー(ガンジス河)を抱くヒンドゥー教シバ神の聖都「バラナシ」に4月26日に無事到着しました。
高校生の頃読んだ沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んでから、ずっと気になっていた町です。

宿の私達の部屋からはガンガーが目の前に見えます。
朝日が昇る様子も夕暮れも望める良いロケーション!!↓

ganga1_R.jpg

ganga2_R.jpg

それにガンガーに到るまでの小路が入り組んでいて狭くて汚くてとても面白い。
残飯や牛やヤギ(意外だったのですが、野良ヤギもかなりいます)ねずみ、犬、サルと
それらの糞とそれに群がる大量のハエと人、人、人!時々動物の死体。
昨日始めてこの小路を通った時、ワクワクというよりゾクゾクしました。(怖いのではなく、心が動くような何かが起こる気がして)

こんな「汚なさ」や「騙し」、「祈り」や「死」や「生」がごっちゃになった場所があったんだ!!
なんかものすごく楽しい!
このガンガー沿いを歩いているだけで、アドレナリン噴出しっぱなしです。
ちなみに今のバラナシは暑季で毎日40℃位の暑さなので、ずっ~と頭も体もアツイ状態です。

あまりの暑さに竜ちゃんが「オレも沐浴してこようかなぁ」と言い出しました。…う~ん、それって沐浴じゃなく入浴では?
でも、今朝ガンガーのガート(沐浴場)沿いを延々と1km程歩いてみて、ここの人達も沐浴というより、入浴と洗濯目的で来てるような気がしました。
石鹸持ったインドのおっちゃんが河の方へ行くのを見て「銭湯じゃん!」と思ってしまった私。
考えてみたら近くでは死体焼いてるんだけど、「それが何か?」という感じで河に入っているところがすごいよなぁ。

さて、明日は早起きしてボートに乗ってガンガーに浮かんでみます。

by ひろこ 
2008/04/27(Sun) | 4.インド | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
インド再入国
4月25日にインドに再入国しました。1ヶ月ぶりのインド!こんにちは。
インド側のイミグレで入国手続きを済ませいざバラナシへGo~!!……

「バラナシ行はここからは出てない。バスターミナルに行け」「バラナシ行のバスは今日はない」
「TOURIST BUSはないけど、Govement Busならある。俺にまかせろ!先に金くれ!!」
インド入国した途端いきなり濃厚なインド色たっぷりのやりとり。
なんでこんなに違う意見がでてくるのか…。

こんな時信じるのは自分と相方とガイドブック!
結局、乗合いジープでゴラクプルという主要鉄道駅まで来て、そこでバラナシ行の鉄道チケットを買いました。

乗合いジープ
(ぎゅうぎゅうの16人で乗ってます。と思ったら上の荷台にも人が乗っていました。驚異の17人乗り。)↓

JEEP_R.jpg

日本でいうサービスエリア(?)にて休憩。↓

surviceaera_R.jpg

駅のチケット売り場の様子。窓口に人がワラワラと群がっていて、その後ろで寝る人々+犬。↓

GKPstation_R.jpg


皆あまり並ぶという概念がないので、とにかくチケット一枚買うのも大変です。
割り込みするインド人を罵倒しつつ、外国人窓口があることを教えてくれない駅のインフォメーションセンターの係員を呪いつつ、35ルピーのインドの鉄道時刻表を買ったら手数料入れて50ルピーだとうそぶく駅の売店の売り子(もちろんそんな手数料はビタ一文も払いませんでした)もついでに呪いつつ…。
チケット一枚のために、半日ほど駆けずり回りました。

by ひろこ 
2008/04/25(Fri) | 4.インド | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
旅の楽しみ
旅の楽しみは人との出会い、心に残る風景との出会い、おいしい食べ物との出会い…と色々ありますが、
物との出会いもまた楽しみの一つでもあります。

今日出会って買ったもの…「洗顔フォーム」と「クレンジングフォーム」!
タイで買ったものがなくなりかけていたのでどこかで買いたいなぁと思っていたら、出会ってしまいました。その名も「HIMALAYA」!!そそるネーミングではありませんか。
成分を見たらヒマラヤで採れたハーブを使用しているみたいです。

cosme_R.jpg

旅にでてからほぼずっとスッピンでいるのでコスメにお金はかかっていないのですが、
一応妙齢なので洗顔と保水&保湿だけには気を遣っています。
そしてせっかくなので買うならば、その土地柄がでてるような物がよろしいようで。

インドではアーユルベーダ(インドの伝統医学)の自然化粧品があったし、ここでは「HIMALAYA」ブランドがあるし!「HIMALAYA」ブランドの隣にビオレが売ってたけど、やっぱりここは「HIMALAYA」でしょう。

長旅をするとまわりに宣言した時に、結構多くの人から(特に女性)化粧品とか生理用品とかどうするの??と質問をされましたが、考えてみたら世界の半分は女性なわけで、質の優劣は多少なりともあるものの、この4ヶ月程全く困ったことはありません。

あまり細かなことは気にせずに「なんとかなる、なんとかする」と鷹揚に構えているのが一番です。

※4月24日早朝にスノウリ経由でインドのバラナシへ向かいます。

by ひろこ 
2008/04/23(Wed) | 5.ネパール | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
日本社会と日本人
先のエベレスト街道トレッキングでは「日本」について色々考えることがありました。

トレッキング中はほとんどの人がロッジに泊まって部屋より温かいダイニングにいることになるので、
必然的に他国のトレッカー達と交流する機会が多くなります。
そこで言われたこと…

「日本人はお金はあるし何でも持ってるけど、時間がない」
「会社の行き帰りは満員電車で、残業、ストレスの多い社会なんてTerrible life」「過労死なんてナンセンス」
「スイスでも日本人ツアー客を見かけるけど、彼らは決まりきったところにしか行かない。しかも、ものすごいspeedで移動する」
パンボチェで同宿だったスイスのおばあさんは何回か来日したこともあって、日本の友人もいる方なので核心をつくようなことをズバズバ言っておりました。

オーストリアの女性は私達が1年半のハネムーンだと知ると「Oh,あなた達はUn-Japanese!!だって日本ではたった1週間の休みがLong Vacationなんでしょ?」「モーツァルトの生誕地に日本人旅行者が大挙してやってきて写真を撮ってまた嵐のように去っていくわ」…。

イギリスの女性にも「日本は私達の国よりストレスが多い社会って聞いてるわ」などなど…。

なんだか外国の人から見た日本って魅力のない国だなぁ。
そして休みが短いが故に余裕のない旅をする日本人って不可解だと思われているなぁ。
という感想を抱きました。

このトレッキング中に5、6回日本人団体ツアー客(団塊世代の方々)を目撃しましたが、
彼らはいつも団体で、同じツアー以外の人と交流をはかろうとしません。
ストーブに温まりに来るとき、隣に座っている外国の人に挨拶もしない様には驚きを通りこし呆れました。英語ができなくても、挨拶くらいしようよ!

確かにこれでは日本人ってよく分からないと思われても仕方がないのかもしれません。
でも、これは団塊世代の話で、10代20代の若者は外国の人と行動を共にしたりしています。
この年代が中高年になる頃日本は変わっているかもしれません。

こうした旅をしていると色んな国の人に会いますが、ドイツ、フランス、スイス、オーストラリア等々の旅行者の休暇の長さには確かに驚かされます。
そして総じて彼らは人生を楽しむことに長けているような気がします。
旅の仕方も上手。
日本人は休みが短いので、休暇にまで「効率」を求めてしまうし、お金の使い方もちょっとエゲツなかったりして…。

時間に余裕がある状態って大切なこと。時間がないと心の余裕も失いがちです。
仕事に追われて自分の状態や自分の本当にしたいことを考える暇すらなかったり、
逆に忙しいことを自慢したり(こういう人結構まわりにいませんか?)…。

帰国したら精神的に「余裕」がある生活がしたいね…そんなことを最近竜ちゃんと話し合っています。

by ひろこ 

※余談ですが、トレッキング中に出会った日本の方に声をかけてみると…
「いや~、もう私は年だからタンボチェ止まりですよ。」
「あそこまでは長い道のりだから、しんどいわよ。」
…ん~、なんかネガティブ発言多し。
これが欧米人のトレッカーだと「調子はどうだい?」「今日はどこまで行くの?」
「あそこには~~があっていい風景が見られるよ。Good luck」という前向きな感じで会話が進みます。
ちょっとした会話にも旅やアクティビティひいては人生を楽しむ姿勢がでているかもしれません。

2008/04/22(Tue) | 5.ネパール | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
値段交渉!!
カトマンドゥもそうでしたが、ここポカラも宝石商が軒を連ねています。
散歩のついでにお店をひやかしていたのですが、明らかに冷やかしの客である私をとても誠実な対応で迎えてくれたお店がありました。
全くガツガツしていないところが好ましく、宝石とは関係ない話をしていたところに私の目に入ったのが1つの指輪。2つの石がちょこんと仲良く並んでいるデザインが微笑ましくて気に入ってしまいました。
このデザインで私と竜ちゃんの誕生石を組み合わせたらどうだろうと思って、
その旨お店の主人に話すとオーダーメイドできますとのこと。

あまり欲しいと思っていないものを安いからといって買うより、本当に自分の欲しいものをドンと買う方が良い!と旅にでてからそこらへんの決断がスパッとできるようになってきたので、清水の舞台から飛び降りてオーダーをしました。
…といっても1800円程度なのですが…、市場でじゃがいも1kg18ルピー(1ルピー=1.6~1.7円)とかで買うようになって一般の人々の物価に触れ始めた身としてはやはりとてつもなく高い買い物をしている感じがします。

最近定価のない国々を旅していて思うのは、値段は買い手がしっかりとした意思をもって値付けするものだということ。
自分がその物に価値を見出すことができて納得がいけば、売り手の提示した値段で買えばいい。
極端な話、それがたとえボッてる値段であっても。
反対にあまり食指が動かないものであれば、売り手が値下げしたからといって無理して買う必要はない。
自分が500ルピー出して買ったものを、誰かが300ルピーで手に入れたとしても、それはそれで良し。
だって、自分では500ルピー分の価値があると思ったのだから。

でも、やはりボラレるのは不本意なので同じようなものを取り扱っている場所で値段のリサーチはしますが…

たまに「別に買いたくなかったけど、買ってしまった」という人がいますが、
それってものすご~く無責任すぎる発言だよなぁと思います。

そんな考えを持つようになってから、肩の力が抜けて買い物も交渉も苦にならなくなりました。
とにかく自分が決めることが大事!

by ひろこ 
2008/04/21(Mon) | 5.ネパール | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ポカラ
トレッキングから帰ってきたらカトマンドゥの空気の汚さがやりきれなくなって、4月15日にポカラ入りしました。色々な旅行者から「ポカラはいいよ~」と聞いていたのですが、確かに「いい感じ」です。

私達はレイクサイドというTOURIST AREAにいますがカトマンドゥよりスレていないし、うるさくないし、のんびりしています。
なにより今私達の泊まっている宿(SHANTI GUEST HOUSE)が私の理想に限りなく近いので(キッチン・冷蔵庫付の部屋、花の咲く中庭がある、屋上に洗濯物が干せる、犬がいる、宿からアンナプルナの高峰が見えて景色も良い等)

fromyado_R.jpg

長居しようということになりました。

昨日は自転車を借りて市場へ買出しへ。
買出しの道すがらには野良とおぼしき牛がたくさんいます。

usi_R.jpg

それにしても自炊することによって旅をしているのにキチンと生活している感じがでてきて、なんだかとっても楽しい!

cooking_R.jpg

そしてやっとネパールの人たちの本当の物価が分かってきた気がします。

昨日は「ラオス風おじや」や「茄子味噌炒め」、今朝は「トマト卵野菜たっぷりテキトースープ」を作りました。

日本にいた時は時間に追われていて、あんなに料理が面倒だったのに、今は自分の作った料理が食べたくて仕方がありません。
多分トレッキング中のひもじい思いが私を「料理したい病」にさせてしまったのでしょう。

そんなわけでこ~んなゆっくりリズムでポカラには2週間程長逗留することにしました。

by ひろこ 
2008/04/19(Sat) | 5.ネパール | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
桜のお便り
トレッキングから帰ってきてメールを見たら嬉しいことに、両親や友人から「桜が咲きましたよ~」のお便りが数件届いていました。もう日本はそんな季節なんだなぁ。私達も旅にでてもう4ヶ月位経つんだなぁとしみじみしてしまいました。

桜と日本人は切っても切れない関係であるようで、桜の写真を見るたびにちょっこっと里心が湧いてくるものです。しかしながら、実は私達も思いがけずエベレスト街道で桜に遭遇していたのです!

異郷で見る桜に思わず足を止めてしまいました。

ちなみに桜の撮影区間はサガルマータ国立公園手前のルクラ~ジョルサレ間です。
それ以降の標高の場所には少なくとも私達が訪れた時には桜は見かけませんでした。
この桜って自生なんでしょうか??

そんなわけで私達からも「桜のお便り ネパール編」です。

sakura1_R.jpg
sakura2_R.jpg



この区間はすっかり春めいた感じで桜の他にも菜の花やたんぽぽ等等が咲いていて、
雪山の白と空の青ばかりを見ていた私達の目にとても新鮮に映りました。

tanpopo_R.jpg
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by ひろこ 
2008/04/17(Thu) | 5.ネパール | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
エベレスト街道トレッキング其の4  【ロブチェ~ゴラクシェプ~カラパタール】
11日目:【4月9日】:ロブチェ(4,920m)⇔カラ・パタール(5,545m)
天候:快晴
歩行時間:8h

朝4時起床。今日はついに最終目的地であるこのトレイルの最高峰カラパタールへ立つ日だ!!
でも、私の顔は高山病でむくんで頭も痛い。トゥクラを過ぎてから毎朝私の顔はパンパンだ。
竜ちゃんが私のへちゃむくれ顔を一目見て「ここにいるか?俺だけでも行ってくるけど」と私に問う。
正直一瞬迷った。「ここにいる方が楽だ」と思ってしまったのだ。


でも。
それじゃ、ルクラから歩いてきたこの10日間って一体何になる?
カラパタールに立ちたいからこそ、ここまで2人で励ましあって登ってきたんじゃないか。
百名山のようなピークハントには興味はないけど、今回ばかりは『2人』でカラパタールの頂に立ってエベレストが見たい。
この部屋で寝てたら一生後悔する!!!
そこまで思い至って寝袋から飛び起きる。大きなザックはここに置いて必要最低限のものを背負う。
窓からまだ暗い空を見上げると星が瞬いているので、今日も快晴になるようだ。

P4090588.jpg

朝5時に宿を出発。寒い。とてつもなく寒い。私史上もっとも寒い日だ。
水筒の水も宿をでて10分と経たないうちに凍ってしまった。寒過ぎて手足の感覚もない。
それになんて長い道のりなんだろう。ロブチェからゴラクシェプまではそれでもまだ冗談の一つくらい言える余裕があったが、ゴラクシェプ(5,140m)からカラパタール(5,545m)は今思い返しても体力的・精神的に一番キツかった。
約400mの標高差でもここはもう5000mを超えているのだ。

酸素濃度は地上の半分、呼吸がものすごく苦しい。苦行だ。足も前にでない。へとへとだ。心臓の音が体全体を打っている。
もう本当に何度も何度もあきらめようと思った。
ここからだってカラパタールの頂は見えるし、エベレストベースキャンプも見えている、エベレストの頭だって見える。

P4090628.jpg


だったら、ここで歩くのを辞めたって同じじゃないかと自分の中の弱い部分が私に声をかけてくる。
…なんてふがいない自分。なんてヘタレな私。
でも、目標まで目前に迫っているこの場所でgive upしてしまったら、
この先も何か大事なことをあきらめ続けてしまうような気がした。ちょっと大げさかもしれないけど。
それになにより私の後ろで竜ちゃんがじっと私の歩き出すのを待ってくれている。

とにかく気力を振り絞って歯を食いしばって少しづつ登った。最後の方は手を使って這って登った。

P4090632.jpg

そして午前11時半、カラパタール登頂!!!

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ここからの景色を2人で眺める。宇宙の頭、大空の頭…エベレストがとても近くに見える。
空がとてつもなく青い。こんな青々した「アオ」は見たことがない。
気分は最高だ!!
登ってきて本当に本当に良かった。自分が、そして私達2人がとても誇らしい。

他のトレッカーも皆一様に晴々とした表情をしている。お互いを祝福しあい下山をした。

ロブチェに戻ったのは午後3時。
往復で10時間もかかって疲労困憊していたけど、心はやり遂げたことを思って満ち足りている。

それから3日かけて下山。
2人とも怪我もなく、ひどい高山病にもならず(このトレッキング中ヘリで運ばれる人を2回、馬と担架で下山する人をそれぞれ1人目撃したのでやはり高所順応は大事!)無事にカトマンドゥに帰還しました。

by ひろこ 

2008/04/14(Mon) | 6.エベレスト街道Trekking | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
エベレスト街道トレッキング其の3  【ペリチェ~ロブチェ】
8日目【4月6日】:ペリチェ(4,230m)~トゥクラ(4,620m)
天候:雪
歩行時間:3h

外は雪景色。視界は30m~50m程。視界のの悪い傾斜をゆっくりと歩くことになる。
時折、ヤクの群れとすれ違う。また軽高山病の症状が出る。頭が痛い。
他のトレッカーにも聞くと彼らも同じような症状が出ていると言う。

P4060455.jpg



9日目【4月7日】:トゥクラ(4,620m)⇔トゥクラパス(4,820m)
天候:快晴
歩行時間:3h

高度順応でトゥクラパスまで軽トレッキング。登り2h、下り1h。
頭痛はなし。

P4070489.jpg



10日目【4月8日】:トゥクラ(4,620m)~ロブチェ(4,920m)
天候:快晴
歩行時間:2.5h

昨日のトゥクラパスまでの登りが1hで行けた。高度順応が上手くいっている。
トゥクラパスを超えると展望が開け北方にチベットとの国境を隔てる山々が見えてきた。
ロブチェに着いた後は、標高5,000m付近の丘まで高度順応として軽トレッキングをする。

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by りゅうじ
2008/04/14(Mon) | 6.エベレスト街道Trekking | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
エベレスト街道トレッキング其の2  【ナムチェ~ペリチェまで】
4日目【4月3日】:ナムチェ(3,440m)~タンボチェ(3,860m) 
天候:晴れのち曇&雪
歩行時間:6.5h

2日間ナムチェで気力、体力を蓄え、高所順応もOKだと思われる万全の状態で、タンボチェへ向けて出発。
途中まではなだらかな道が続きますが、道半ばで一度下って、そして600mの登り返しがある区間でダウンする人多し!という情報をガイドブックで得ていたので、私達もダウンしない為に、水をたくさん飲んで、ゆっくりゆっくりと歩きました。この速度は牛歩だなぁ~などと思っていたら、途中ヤクに3回も抜かされたので、牛歩より遅い歩みだったようです。

4day yak_R


そんなこんなでタンボチェに到着。
もうここはすでに富士山の標高を超えています。
近くのゴンパ(僧院)を見学してたらまた雪が降ってきました。

4day gomba_R


ここからエベレストが見えるということで楽しみにしていたのですが、雪で視界が悪く全く見えず。



5日目【4月4日】:タンボチェ(3,860m)~パンボチェ(3,930m) 
天候:晴れのち雪
歩行時間:2.5h

朝目が覚めたら2人共少し頭痛が…。初めて表れた高山病の症状!!
考えてみたらこれから毎日未経験の高度を更新していくことになるんだなぁという当たり前のことに気が付く私。
タンボチェから先は一度下りがあるので、下ったところで一度様子を見ようということで先へ進む。
温かい飲み物をたくさん飲んで、着込んで(高山病には「冷え」が大敵だそうです)歩いているうちに幸い頭痛は消えました。

でも、この日は大事をとって、トレッキングを早めに切り上げて居心地良さそうなロッジで休憩。

P4040407.jpg

ここパンボチェは他のトレッカーにとっては通過点という位置付けにあるようで、
ほとんどの人がこの先のペリチェまで一気に行くことが多いようです。
なのでロッジには私達の他にスイスから来た66歳のおばあちゃんとそのガイドの男性しか宿泊客はおらず、この宿のシェルパ族の女主人と従業員の6人でストーブを囲んで語り合い。
外では雪がしんしんと降っていて、ヤクが3頭庭を歩いていて、ストーブの燃料はヤク糞…
なんだか日本からずいぶん遠いところに来てしまったなぁとしみじみしてしまいました。

このストーブをみんなで囲んでおしゃべりをしている時に、この宿の女主人がポツリと話してくれたのですが、旦那さんは過去6回エベレスト、2回チョーオユー登頂経験のあるベテランガイドで、今もエベレストベースキャンプにいてこれからエベレストに登るということでした。

でも、登山の経験が多くなればなるほど、当然リスクも高くなるわけで…
旦那さんの身を案じながら帰りを待つ日々だと言っていたのがとても心に残りました。
でも、子供がカトマンドゥの学校に行っていて、ガイドの仕事を辞めるわけにいかないとも。

私達がここに来る途中に、登山半ばで命を散らしたシェルパの人々を弔うチョルテン(石積みの慰霊碑)をたくさん見てきただけになんとも言えぬ複雑な気持ちになりました。



6日目【4月5日】パンボチェ(3,930m)~ペリチェ(4,270m) 
天候:雪のち晴れ時々曇そしてまた雪
歩行時間:3.5h

今日は頭痛もなく体調が良いのでペリチェまで一気に歩く。
ここまで来ると空がとても近く感じます。

ペリチェに着く少し前から太陽がでてきたので川原で洗濯。
でも干して1時間くらいで洗濯物がカチコチに凍ってしまったのにはびっくり!

午後は高所順応の為、近くの山まで登山。
それにしてもナムチェから毎日毎日高所順応です。
移動した場所より少し標高の高いところへ行って戻って、次の日移動して、また少し高い場所に行って戻っての繰り返し。でも、これが目的地に着く最速の方法です。
(高山病予防のポイントにも「今日進んだ場所より標高の低い場所で寝ること」とあります)
登山は人生に例えられることが多いですが、この高所順応の「行きつ戻りつ」が人生っぽいんでしょうか?まだまだ若輩者の私には分かりません。
そういえば365歩のマーチって「3歩進んで2歩下がる~♪」とか言ってたな…。
※高所順応=水前寺清子を連想してしまい、ペリチェ以降上り坂ではこの曲が頭の中で流れるようになってしまった私です。

P4050444.jpg

閑話休題。高所順応から帰ってくるとまた雪が降り出しました。
底冷えがしてもう何をしていてもどこにいても寒い!
モコモコに着込んで寝袋に入りながら、今一番何が食べたいかを竜ちゃんと2人で話し合って時間をやり過ごしました。ちなみに竜ちゃんは「鍋物」。
私は「モチモチでアツアツのご飯の上に『たらこ』か『しらす』をのせたもの」。

このトレイルでは体力・持久力も大事ですが、実は食べ物が一番のネックになる気がします。
モモ(チベタン料理で餃子に似た食べ物。中身は「野菜だけ」「野菜+肉」「チーズ」などバリエーション有)・ダルバート(大皿料理カレーや豆スープ、ちょっとした副菜が付いている)・ヌードルスープ・シェルパシチューなど現地の料理もそこそこおいしいのですが、ロッジによって当たりハズレが大きすぎるのです。
それにやはり1週間もするとこのレパートリーに飽きてきます。値段も高いし。
食べるのが好きなのに、食事の時間がちょっと苦痛だなんて!!

「このトレイルを登りきったらカトマンドゥで日本食をたらふく食べよう!」
そんな新たな目標を立てつつ明日に向けて早寝。

by ひろこ 
2008/04/14(Mon) | 6.エベレスト街道Trekking | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
エベレスト街道トレッキング1 【ルクラ~ナムチェまで】
新年明けましておめでとうございます!
…なんのことだ?と思った皆様、私もシェルパ族のおじさんにそう言われて「なんでhappy new year?」と思いましたが、実は今日がネパールの新年なんですね。

そんなお目出度い日に無事トレッキングから帰還致しました!!
私達はこのルートの最高峰カラパタール(標高5,545m)に立ったのです!!
こんな長い距離のトレイルを長期間かけて歩くのは初めてだし、富士山より高い山に登ったことがなかったので最初は自分でも「カラパタールに立てるのかな?」と半信半疑でした。
でも、立てた!!
自分達を信じて歩き続けてよかった。今回のトレッキングで大きな自信がつきました。

私達が向かったのはクーンブ地方のサガルマータ国立公園内のエベレスト街道です。
このサガルマータとはネパール語の呼び方で「宇宙の頭」「大空の頭」という意味があり、
またチョモランマという呼称もありますが、これはチベット語で「神々の母」という意味があるそうです。
言語は違えども、高い山々を見て畏敬の念を感じるのはどこの国の人も一緒なのかもしれません。

私達はこの「宇宙の頭」の圧倒的な存在感を前に「すごいね」「大きいね」という感想しかでてきませんでした。では、その「宇宙の頭」に到るまでをご報告致しま~す。



1日目【3月31日】:カトマンドゥ~ルクラ(2,840m)~パクディン(2,610m) 
天候:晴れのち曇
歩行時間:3h

朝6時半のフライトのチケット(Sita Airline)なので飛行場に5時に到着!
が、しかし…飛行場まだ開いてない。2人とも気合が空回り状態。
フライト時間の30分前くらいにやっと門が開き、いざ搭乗手続きへ。

航空会社の人:「君達は8時半のフライトだ」
私達:「はぁっっ!?このチケットに6時半って書いてあるけど~」
航空会社の人:「とにかく8時半だ」
なにせ2人とも気合入りまくりなので、2時間の遅れは許せん!とばかり大声はりあげ抗議するも全く相手にされず。早起きの意味なし…。

1day sesuna_R

結局、この日は9時頃のフライトでやっとルクラの飛行場へ降り立ちました。
この小型セスナは山の間を縫うように飛行するので、風のあおりをモロに受けます。
かなりスリリングなフライト。
私の斜め前に座ったシェルパ族のおばあさんがフライト中ずっと念仏を唱えていたのも怖さに輪をかけてくれました。

それにしてもカトマンドゥとは全く違う風景と静謐な空気!
石造りの家にヤクを連れたシェルパ族の人々、荷物を頭で支えながら登るポーター…。
このトレイルが面白いのはそこが「生活の道」でもあるという点です。
2人とも道中嬉々として歩いていたので、この日の宿泊予定地であるパクディンに標準時間より早い3時間で着いてしまいました。



2日目&3日目【4月1日~2日】:パクディン(2,610m)~ナムチェバザール(3,440m) 
天候:晴れ時々雪
歩行時間:7h(4月1日)/ 2.5h(4月2日)

朝目覚めると窓から雪をかぶった山が見えた。

2day fromyado_R

2人とも体調は良好。ザックも昨日より軽い気がする。
トレッキングシューズの紐をぎゅっと結ぶと体中に力がはいって早く歩きたくてうずうずしてる自分に気付く。
こんな日はどこまでも歩いていけそうな気がする~るるる~♪と鼻歌まじりで歩行開始。
順調に歩を進めるも、ナムチェまでの600m急登のところで大幅にペースダウン。

enennobori_R.jpg

600mと侮るなかれ。山の600m急登は本当にしんどいのです。延々2時間程登りが続きます。
そういやガイドブックにも最初の難関はココですと書いてあったなぁ。

朝はあんなに軽いと思っていたザックも今は石になったこなきじじいを背負ってるんじゃないか?と思うほど。(竜ちゃんのザックは16kg。私は11kg。)
歩みもノロノロ。でも、一歩一歩1cmでもいいから足を進めよう。そうすればいつかは着くし、それにここで休んでしまうともう先に進めなくなりそうな気がすると思い、本当にゆっくりゆっくり歩いた。
しんどい…息があがる…心臓バクバク…肩にくいこむザック…背中のこなきじじい…重いよ~

一人ぶつぶつ言いつつも竜ちゃんに励まされナムチェに到着!
2_3day namche_R


ナムチェに着いて遅めのお昼ご飯を食べていたら雪が降ってきました。
ナムチェが思った以上に物資が豊富でにぎやかな町なのであまり高所に来たという感じはしなかったのですが、雪を見て、あぁ標高3440mの山の上なんだなぁと実感。

翌日はナムチェから歩いて2時間位で行ける「シャンボチェの丘」(3,720m)へ登り高所順応をしました。

by ひろこ 
2008/04/13(Sun) | 6.エベレスト街道Trekking | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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