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エクスペディションに来る欧米人達を見て思ったこと(長文)
エクスペディション=EXPEDITIONは直訳すると「海外遠征」という意味合いになります。
この言葉は、ヒマラヤ遠征や長期に渡る高山登攀の遠征隊がよく使っている言葉です。

ところで、余談となりますが僕が使っている日本のアウトドアメーカーmon-bell製のZERO-POINTという
65Lのザックの型番名も「エクスペディション65」です。
本当はGREGORYのザックが喉から手が出るほどが欲しいんですが、それでも今のザックはしっかりとした作りで使えてます。
強いて言えばデザインがちょっと気に入らないのですが・・・。

話を戻します。
エクスペディション:つまり、多くの装備を持ち食料や燃料を自分で準備するスタイルのことだと自分では解釈していますが、
これをやるにはある程度のまとまった期間が必要です。

欧米人とは冒険好きというかストーリ性のあるスポーツというかエクササイズが好きというのか、こういう登山ともなるとベースキャンプには欧米人が主流を占めている状態です。こういうことをするのはゆとりがある先進国、つまり北半球の人間ばかりなのですが
その中にわずかに日本人も混じっていたりします。

アコンカグアのような山になると標高7,000m近いし天候に依存することが多く、日程通りに事が進まないこともあると思います。
去年、挑戦してダメだったから今年もまた挑戦しにやってきた、というのは欧米人の話。
彼ら(西ヨーロッパ全般)は単にバケーションを利用してやって来ているのに過ぎません。
彼らにとって、定職を持ちながらエクスペディションをするのは当たり前の感覚なのです。

対する日本人の選択肢は2つ。
仕事を辞めて来るか、勤続○年休暇を取得して数十万円もする登山専用の旅公社のツアーを利用してくるか。

※ただしこれは賃金労働者の話ですが90%以上の人はこれに当てはまると思います。
本当に時間と金持ちは、その国の通貨で莫大な富を出せる人だと思います。

僕たちは前者です。

先日、某大手企業の間接部門の正社員の労働時間を短縮し「ワークシェアリング」を図るというような
記事をみました。総人件費が増えないように、かつリストラせずに会社を存続させていこうという姿勢だと
思います。旅をしていると意外とドイツ人に会うことが多いのですが、彼らの国ではすでに導入されています。
そーいえば、パタゴニアで2年間の休暇をもらってトレッキング三昧をしているドイツ人と会いました。
もちろん、毎月給料の支払いがあるそうです。

さて、話はまた飛びます。
最近では似たような年齢層で世界一周航空券を使って世界一周の旅に出ている日本人とよく会います。
とりわけ、ここ南米は主要都市までのフライトが充実しているのか、主要な都市に行くと出会う確率は高いです。
年齢層は20代後半から30代半ばといったところでしょうか。本当に多いです。
僕たちはダブルの部屋がある宿に泊まることが多いせいか、カップル或いは既婚者と会うことが多いです。
一部の人は数ヶ月間の休職を得て旅行に出ている人もいるのですが、やはり大半は仕事を辞めて出てきています。

さて、個人的にはこれは良い傾向なのではないか?と思っています。
もっともっと世界一周者が増えればいいとさえ思っています。
もっともっと世の中に認知されればいいと思っています。

経済力こそ世界で2位の座を築き上げた日本ですが、国民の余暇に対するゆとりが全くない。
毎年、山で遭難事故や滑落事故が起きていますが、やはり時間がないことに対する焦りもあるのではないかと思います。
時間が少ないから急ぐ・時間が少ないから残業後の眠気を押し殺しながら山に入る・・・。
国民3大習慣の時期の事故もそう。GWやお盆などの主要高速道路での衝突事故とか。
「忙しいくらいが丁度いい」とはよく言ったもんだ。
しまいには、自分がどんなに忙しいのかをステータスとする風潮すらあります。全くバカバカしい。

それなら、いっそのこと仕事を辞めてめ日本円の貨幣価値の力を存分に利用し外国で余暇をとっても
いいのではないか
1つの最近の流れを手段にとったとすると世界一周者が増え、それが世の中に認知され、
仕事をシェアするという概念が浸透し「時間」を得ることができれば生産性はもっと上がり
経済力は向上するのではないかとさえ思います。
仮に仕事をシェアしたことにより、一時的に収入がダウンしたとしても「時間」が手に入るので
「時間」を無理矢理、金で買わなくても済むし、自己啓発に充てたり、
先に述べた海外へ一時脱出という選択もあると思います。

海外という手段は日本にとっていいことではないかと思います。

アルゼンチンのように経済が崩壊しても人々は夏季の1ヶ月のバケーションを取得し、人生を謳歌しています。
経済崩壊?そんなの知らなーい。オレの人生の方が大切。という印象を受けます。
その理由というのも、自給率が高いからだと思います。現地の人に聞いたところによると、原油も自国産油だけで賄えるのだとか。

対外的には世界でトップレベルの経済力を誇る日本。内部的には悲観に明け暮れ、精神まで蝕まれかけている日本。
日本には資源がない。自給率も米以外は低い。
しかし、やはり思うのです。技術力は世界トップクラスだと。
アジアも中東もアフリカもここ南米も、「TOYOTA」や「NISSAN」車が多く普及しているし、
世界の先進国から集まってきた余暇に浸るトレッカー達の一眼レフに目をやれば「NIKON」や「CANON」ばかりだし、
地元の雑誌なんかに目を向けると「CACIO」の広告があったりします。

日本はきめ細かさという利点を生かした技術力を世界に提供する力があることが武器だと思います。

ある一定の期間、海外にでも出て世界の人と触れ合い彼らのことを少しでも理解する姿勢があれば、
彼らにとって良いものを提供できるのではないかと思います。

長い目で日本を見ればよい方向に向かうのではないかと・・。無理矢理な解釈かもしれんけど。

by Ryuji
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2009/02/23(Mon) | 世界一周中に思ったこと | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
アコンカグア 6,600mで感じたこと
登頂アタックをした日は、コンディションが6,000mとは思えないほど良かったことは先日のブログで述べました。

軽度の頭痛が発症した時、少し様子見をすれば治まるであろうという感覚は何となくありました。

しかし、天候というものは全く予測がつかない。
事前にアコンカグア頂上の天気予報情報を入手してはいましたが、あくまでも予報です。
100%当たるという確約はありません。

「陽射しがあれば天国。曇り空の強風は地獄。」

これはパタゴニアのトレッキングを通じて実感したことです。

6,600m付近で雲が出始めて感覚的に感じたこと。

時間は朝6:00からアタックをかけてから6時間半後の12:30頃。

体調的には頂上に行けたかもしれない。しかし、下山時はリスクを背負わなければならない。
ただでさえ空気中の酸素濃度は地上の50%以下で体が思うように動かない。
疲労も蓄積しているだろう。そんな中で吹雪かれたら「THE END」。

この日の朝、お腹の調子が芳しくなく、吐き気も催していたのです。朝食はとったものの、その後は食欲がなく行動食すら食べれず、スポーツ飲料1Lのみをアタック中に摂取していました。
明らかに体を動かすのエネルギーが不足していました。
もしそんな状態で悪天候に飲まれたら、登頂できたとしても下山途中で体を動かせなくなるかもしれない。
凍死という二文字が脳裏を過ぎりました。

実際に今シーズン、悪天候時に頂上アタックをかけて凍死者が数名出たようです。

エネルギー摂取不足とはいえ、この時点での下山ならば体がイメージ通りに動きそうでした。
ベルリンキャンプ(5,930m)に14:00頃戻り、荷物をピックアップし17:30過ぎにはプラサ・デ・ムーラス(ベースキャンプ4,300m)に下ることができました。ほとんど、斜面を小走りで下っている状態でしたが、足元のルートファインディングができたのも体力が残っていて集中できていたからだと思います。
そうは言っても、途中でアイゼンが2回外れそのまま置き去りにしてしまったことに気付かず、また登り返しをしたこと・最後の方で転んで腕を擦りむいたこと、レインパンツをザックリと切ってしまったことを考えるとだいぶ疲労が蓄積してたんだろうと思います。

自分の体力があるうちに安全地帯へ非難することが入山への責任ではないかと思います。

by Ryuji
2009/02/23(Mon) | 22.アコンカグア山登山 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
アコンカグアより帰ってきました。
昨日(2月19日)の夜、アコンカグアの登山を終えてメンドーサに帰ってきました。

先ずは、健康状態。少し痩せてしまったものの2人とも快調です。
昨日は、ステーキ3枚、卵焼き、サラミ、人参スティック、バナナ、オレンジ、牛乳、ジュースをペロっと平らげてしまいました。

結果を言うと、登頂果たさずです。

先ずはひろぴん。
コンドドレス・キャンプ(5,560m)で3泊し、高度順応をしましたが、入山から14日目にベースキャンプ(4,300m)に下山をしました。

ここで、リタイヤする人が多くいました。

僕は同日、ベルリンキャンプ(5,930m)に上がり、翌15日目の朝6:00、Yさんと登頂アタックをかけました。アタック日の気象条件は、外の気温が-3℃弱。無風で快晴でした。アタック中は暖かいというより寧ろ暑かったです。

6,400m付近からは単独アタックとなり、快調に進んでいたかのように思われましたが、6,500mを越えた辺りから頭痛(軽度の高山病の症状)がでました。6,600m付近、先に進むべきかどうかを考え込んいた頃、空模様が怪しくなってきたので、引き返すことにしました。

この日、ベースキャンプまで下ったのですが、その途中で2回も雹と雪にやられました。
ひろぴんに聞くとベースキャンプでも不安定な天候になっていたそうです。
山頂の方は雲に覆われ、厳しい気象条件が容易に想像できました。

1つ決めていたこと。「悪天候の予兆があれば止める」

詳細はまた掲載します。

by Ryuji






2009/02/20(Fri) | 22.アコンカグア山登山 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
いよいよ、アコンカグア
1月30日に竜ちゃんがサブザックを盗まれて、やれ警察署だ、やれ保険会社だ…などバタバタとしてしまいましたが、一応今日までに何とか体制を立て直せました。

明朝アコンカグアに向かうこともできるのですが、バタバタした心のまま山に登るのはよろしくない。と2人の意見が一致したので、明日はゆっくりと体と心を休めたうえで、明後日(2月3日)にアコンカグアに登ります。

この旅では人生初を色々更新していますが、このアコンカグアはたくさんの「初めて」を経験することになると思ってます。とにかくやれるところまでやります。

by ひろこ
2009/02/01(Sun) | 22.アコンカグア山登山 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
優しさ
メンドーサは治安があまり良くないということは噂で聞き知っていた。
それを実を以って知ったのが1月27日の午後のこと。

竜ちゃんと宿近くを歩いていたらベルギー人のおじさんに声をかけられた。
最初は「いつこの街に来たのか?」など旅行者が交わす普通の会話から始まったのだが、おじさんが突然「僕はこの街が嫌いだ!」とのたまう。
見ると彼のズボンのファスナーは無残にもざっくりと切られて、マネーベルトの中のカード、現金、パスポート、更にはザック&サブザックまでも盗られたという。
しかもそれはつい先ほどのことらしい。

すべてを失ってしまったおじさんは落ち着きをなくし、途方に暮れているようだった。
警察も親身になってくれず、ベルギー大使館は遥か1,000km以上も離れたブエノスアイレスだ。そこまで一番安いバスで80ペソ、深夜12時発の便があるらしい。

竜ちゃんは80ペソあげようか?と私に問う。
でも、私はもしかするとこれは演技で新手の詐欺かもしれぬと思った。
でも、もし本当ならば同じ旅行者として見殺しにすることはできない。

そのおじさんはとりあえずセントロ(市中心部)に行ってベルギー人を探したいと言っていたので、セントロでひとまず座ってお茶でも飲んで軽食が食べれて…と、落ち着いて自分の身の振り方を考えられるであろう金額30ペソをあげた。

そしてセントロでベルギー人に出会えなければ、私達が泊まっている宿に来てくださいと言って、宿名・住所・電話番号がかかれた地図を渡した。もし来てくれればバス代は私達がもつことも言い添えて、そのおじさんと別れた。

でも、おじさんは来なかった。

おじさんと別れてから、色々考えていたのだが、ハッと気付いてシマッタ!と思った
ことがある。
「私はあなたと今日会ったばかりで100%話を信用できない」と言ってしまったのだ。
本当に本当に余計な一言だったと思う。聞いた本人はどんな気持ちだったろう。

私達の行為は間違っていないと思う。
でも、私の発したこの一言は悔やんでも悔やみきれない。
そして、一昨日竜ちゃんがサブザックを盗まれて、その気持ちは確固たるものに変わった。
被害にあって打ちひしがれている人に、そんな冷たい一言は言うものではない。

私の言動は一見親切なように見えて、おじさんを逆に深く傷つけてしまったのだと
思った。うわべだけの親切や優しさを装うことはたやすいことだ。
でも、その人の立場になって考えるというのは本当に難しい。

もちろん、おじさんの話が嘘か誠か?という疑問はくすぶっているけれど…。
でも、今の私はおじさんの話は本当だったと思っている。
おじさんの目や、とめどなく流れる汗や、小刻みに震える手がそれを証明していたと
思う。

それを信じてあげることができなかった私の心の狭さ。
そしてそれを口に出してしまった私の愚かさ、浅はかさ。

今、私ができることは2つ。
おじさんの無事と幸運を祈ること。
そしてこの出来事から何かを学び取ること。

by ひろこ
2009/02/01(Sun) | 19.アルゼンチン | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
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